ネコと暮らす平屋の家

猫とテレビ台

ひたちなか市平屋デザイン住宅1

施主に設計段階で要望されたことは

・猫が気持ちよく生活できること
・平屋建であること
・太陽光パネルを設置したZEH住宅であること
・モダンなデザインであること

猫や高いところが好きですが、普通に平屋建を設計しようとすれば、二階部分がないので高いところをつくるとこはできません。ですから、平屋建とは相反する吹抜をいかにして設けるか、を念頭にいれながらプランニングをしていきました。
いろいろ試行錯誤した上、吹抜となりうる高天井部分をつくり、かつ太陽光パネルを目一杯載せられる形、ということで、上記のような三方の片流れ屋根を組み合わせたコの字型の平屋としました。太陽光パネルが載っている側の屋根は南東を向いていますので、日当たりは十分確保できます。
デザインとの兼ね合いで一寸勾配の屋根としましたが、屋根面積が大きい平屋であることをいかして、パネルの数を増やすことで発電容量を確保しました。パネルのコストが下がってきたからこそ出来る方法ですね。机上計算では5.6kwの発電量がありますので、通常の生活でしたら十分な容量です。

弊社でつくる家は高気密高断熱住宅を標準としています。ちなみにこの家の断熱性能は計算上のUA値で0.38W/㎡K。北海道の次世代省エネ基準断熱性能等級4のUA値が0.46W/㎡Kですから、北海道の冬の寒さにも耐えうる断熱性能を確保しています。

ひたちなか市デザイン住宅平屋

西面にある道路から観た建物のファサードはこんな感じにしました。
玄関を含む中央部の凹んだ箇所にはウエスタンレッドシダー(米杉)を貼る予定となっています。CGでは伝わりづらいかもしれませんが、実際ではウエスタンレッドシダーの無垢材が印象的な建物となるはずです。
外壁の色は現状黒としていますが、このあたりの色合わせは建築途中でお客様とサンプルを取り寄せて行います。

ひたちなか市デザイン住宅平屋2

ひたちなか市デザイン住宅平屋3

内観はこんな感じです。
内装の色合いなんかも方向性は決めますが、詳細は建築途中の打ち合わせでお客様に最終的なものを選んでいただきます。
お客様の好みとしてナチュラルな感じが好き、とのことですので、LDKの天井は梁あらわしとしパイン材を貼る予定です。

外観をCGで作る工務店やメーカーは多いですが、内観までCGで作るところはそれほどないと思います。
弊社では内装がどんな感じになるかをお客様に伝えるために、内観もCGで作成してお渡ししています。

キャットウウォークのある家

テレビ台と猫のアスレチックを併用した造作棚。大工さんが手刻みでつくる予定です。

飾りとしてキャットウォークをつくる家は結構ありますが、正真正銘猫のためにキャットウォークをつくる家はそれほどないと思います。
まさに猫好きのための猫の家、来月着工しますので、ところどころで施工状況をご紹介できればと思っています。